Welcome to Nishizawa's Homepage
青森県から鹿児島県までの広い地域に分布し、海抜100〜1000mの渓谷の岩壁や尾根の岩場に自生している小型の野生蘭。花の形はどれも蝶が羽を広げたように咲き、烏頂蘭というよりも烏蝶蘭と言う感じです。球根は小豆粒の球状から3cm位の長楕円形。草丈は5〜20cmで、葉は2枚から多くて6枚です。花の形や唇弁の斑紋が同株以外はすべて異なっています。
←写真は岩ヒバ植え
【栽培法】自生地では岩壁でも見られますが、かなり垂直に近い壁でまた空気も冷涼。気温の高い低地で水分の停滞しやすい鉢栽培は、腐らせることが多いので注意。まず乾燥気味に灌水することが成功のポイント。
【鉢を置く場所】多湿による腐れや病気から守るため、通風のある場所で降雨には当てないようにします。特に梅雨時は雨覆の下に置き注意をします。春と秋は午前中日に当てますが6〜9月は明るい日陰に置きます。
【灌水】乾いてから灌水することが基本です。灌水は5日に1回程度、葉が展開してからは3日に1回程度と鉢内を多湿にしないこと。
【肥料】
無肥料でも可能。与える場合は開花前後から、ハイポネックスの2,000倍稀釈液を葉が枯れるまで月に1〜2回与える。与えすぎに注意。【
植え方】 赤玉土に富士土、軽石などを同量(ミジンを抜いたもの)に水苔を刻み1割程度を混ぜ素焼鉢に植え付けます。用土は3種類以上混合した方が良いようです。砂植えの他に水苔植え、岩ヒバ植えなどがあります。砂植えの方が管理をするに楽かと思います。